※この記事は、メーカーや販売店が公開している仕様をもとにした比較です(実機レビューではありません)。記事内のリンクには広告を含みます。価格は2026年10月20日時点のもので、変わることがあります。
KORG(コルグ)のオーディオインターフェース「microAUDIO」には、microAUDIO 22とmicroAUDIO 722の2機種があります。オーディオインターフェースとは、マイクや楽器の音をパソコンに取り込み、パソコンの音をヘッドホンやスピーカーに出すための機械です。
2機種は見た目も名前も似ていますが、722には「アナログ・フィルター」と「MIDI端子」が付いています。この記事では、コルグ公式サイトの情報をもとに、2つの違いと選び方をまとめます。
結論:録音・配信だけなら22、音作りも楽しみたいなら722
- microAUDIO 22:歌・ギター・配信など「録る・流す」が目的の人向け。価格が安く、本体も小さく軽い。
- microAUDIO 722:22の機能に加えて、アナログ・フィルターで音色を変えたい人、シンセや外部機器とMIDIでつなぎたい人向け。
録音の基本性能(入出力の数、音質の規格、マイク用の電源など)は、公式の仕様を見るかぎり同じです。違いは「フィルターとMIDIが付くかどうか」と、それにともなう価格・大きさ・重さです。
2機種で共通している機能
どちらを選んでも、次の機能は使えます。
- 2イン/2アウト:入力が2つ、出力が2つ。マイク2本や、マイクとギターを同時につなげます。
- 最大24bit/192kHz:音をデジタルにするときの細かさの規格です。
- マイク・ライン・Hi-Z入力:Hi-Zはギターやベースを直接つなぐための入力です。
- 48Vファンタム電源:コンデンサーマイクを動かすための電源を本体から送る機能です。
- ノイズゲートとコンプレッサー/リミッター:小さな雑音をカットしたり、音量の差を整えたりする機能。チャンネルごとに使えます。
- ループバック:パソコンで鳴っている音(BGMやゲーム音)を、マイクの声と一緒に配信ソフトや録音ソフトへ送る機能です。
- ダイレクトモニタリング:自分の声や演奏を、遅れなくヘッドホンで聴ける機能です。
- USB-C接続:スマートフォンやタブレットとの連携にも対応すると公式で紹介されています。
付属ソフトも、公式サイトではmicroAUDIOシリーズ共通として紹介されています。Ableton Live Lite(DAW=パソコンで録音・編集するソフト)、Native Instruments Komplete Select、iZotope Ozone Elements、コルグのフィルター・プラグイン「Filter Ark」です。
違い①:722はアナログ・フィルターを内蔵
722の一番の特徴は、コルグのシンセサイザー「miniKORG 700S」由来のアナログ・フィルターを内蔵していることです。フィルターとは、音の高い成分や低い成分を削って、音色を変える仕組みです。
モードはローパス(高い音を削る)、ハイパス(低い音を削る)、バイパス(フィルターを通さない)の3つ。公式サイトによると、マイクや楽器の入力音にも、パソコンから再生した音にもかけられます。また、スタンドアロン(単体)のアナログ・フィルターとしても動作し、ギターやベースのオートワウのように使う例が紹介されています。
違い②:722はMIDI IN/OUT付き
MIDIは、電子楽器どうしやパソコンと「どの音を、いつ鳴らすか」などの情報をやりとりする規格です。722は3.5mmのMIDI IN/OUT端子を備え、一般的なMIDI端子(DIN)に変換するケーブルが付属します。公式では、フィルターのオートメーション(動きの自動化)や、外部機器との同期に使えると説明されています。
違い③:価格・サイズ・重さ
2026年10月20日時点の楽天市場(島村楽器)では、22が24,750円、722が32,780円で、差は8,030円です。ショップやセールによって価格は変わります。
サイズは奥行き・高さが同じで、722のほうが幅が57mm広くなります(22は150mm、722は207mm)。重さは22が407g、722が553gです。机の上のスペースが限られる場合や、持ち運ぶ機会が多い場合は、22のほうが扱いやすいでしょう。
比較表
| 項目 | microAUDIO 22 | microAUDIO 722 |
|---|---|---|
| 楽天市場の価格(島村楽器) | 24,750円 | 32,780円 |
| 発売日 | 2026年1月24日 | 2026年1月24日 |
| 入出力 | 2イン/2アウト | 2イン/2アウト |
| 音質の規格 | 最大24bit/192kHz | 最大24bit/192kHz |
| 入力端子 | XLR/TRSコンボ×2(マイク・ライン・Hi-Z) | XLR/TRSコンボ×2(マイク・ライン・Hi-Z) |
| 48Vファンタム電源 | あり | あり |
| ノイズゲート・コンプ/リミッター | あり | あり |
| ループバック | あり | あり |
| アナログ・フィルター | なし | あり(ローパス/ハイパス/バイパス) |
| MIDI端子 | なし | IN/OUT(3.5mm TRS) |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 150×128×68mm | 207×128×68mm |
| 重さ | 407g | 553g |
| 電源 | USBバスパワー | USBバスパワー |
| 付属品 | USBケーブル、クイックスタートガイド | USBケーブル、MIDI変換ケーブル(TRS-DIN)、クイックスタートガイド |
こんな人は22/こんな人は722
microAUDIO 22がおすすめの人
- はじめてオーディオインターフェースを買う人
- 歌ってみた・ギターやベースの宅録・ゲーム配信など、録音と配信が中心の人
- できるだけ予算をおさえたい人
- 机が狭い、または持ち運びたい人
microAUDIO 722がおすすめの人
- アナログ・フィルターで、声・楽器・パソコンの音の音色を変えてみたい人
- シンセサイザーやドラムマシンなど、MIDI端子のある機材を持っている人
- 配信や演奏で、フィルターの動きを演出として使いたい人
- 約8,000円の差を出しても、遊べる機能を増やしたい人
ほかのメーカーの機種とも比べたい人は、初心者向けオーディオインターフェース比較も参考にしてください。配信で使うなら、ループバック機能付きオーディオインターフェース比較もあわせてどうぞ。
まとめ
microAUDIO 22と722は、録音と配信の基本性能は同じです。722はそこにアナログ・フィルターとMIDI端子が加わり、そのぶん価格が上がり、本体も少し大きく重くなります。
「まずは録音や配信を始めたい」なら22で十分です。「音色を変えて遊びたい」「MIDI機材とつなぎたい」という目的がはっきりしているなら722を選ぶとよいでしょう。マイクやヘッドホンなど、ほかに必要な機材はDTM・宅録を始める機材リストでまとめています。





コメント