※この記事は、メーカーや販売店が公開している仕様をもとにした比較です(実機レビューではありません)。記事内のリンクには広告を含みます。価格は2026年10月20日時点のもので、変わることがあります。
Arturia(アートリア)のMIDIキーボード「MiniLab 3」に、37鍵盤の「MiniLab 37」が加わりました。Arturiaの発表は2026年6月11日です。MIDIキーボードとは、パソコンの音楽ソフトに演奏や操作の信号を送るための鍵盤です。それ自体からは音が出ません。
2つはよく似ています。そのため「何が違うの?」「どちらを買えばいい?」と迷う人も多いはずです。この記事では、公式サイトの仕様をもとに違いを短くまとめます。
結論:違いは「鍵盤の数」と「大きさ」と「価格」
公式サイトの仕様を見ると、パッド・つまみ・フェーダー・タッチストリップ・付属ソフトは同じです。大きな違いは次の3つだけです。
- 鍵盤数:MiniLab 3は25鍵、MiniLab 37は37鍵(12鍵多い)
- 大きさ:MiniLab 37は横に約15cm長く、奥行きは約4cm短い
- 価格:楽天ではMiniLab 37のほうが約1万1千円高い(2026年10月20日時点)
- MiniLab 3がおすすめの人:机が狭い、持ち運びたい、ドラムやベースの打ち込みが中心、予算をおさえたい
- MiniLab 37がおすすめの人:両手で弾きたい、コードとメロディを同時に弾きたい、ピアノの練習もしたい
選び方のポイント
37鍵は約3オクターブ、25鍵は約2オクターブです。オクターブとは「ド」から次の「ド」までの幅です。どちらもボタンで音の高さ(オクターブ)を切り替えられます。そのため、片手で弾くなら25鍵でも多くの曲は入力できます。
ただし、左手でコード、右手でメロディを弾くような場面では、2オクターブでは手がぶつかりやすくなります。両手で弾きたいなら37鍵が向いています。
ほかの37鍵モデルとも比べたい人は、37鍵MIDIキーボード比較も参考にしてください。
MiniLab 3とMiniLab 37の比較表
| 項目 | MiniLab 3 | MiniLab 37 |
|---|---|---|
| 鍵盤数 | 25鍵(スリム鍵盤・ベロシティ対応) | 37鍵(スリム鍵盤・ベロシティ対応) |
| パッド | 8個×2バンク(RGB・ベロシティ/プレッシャー対応) | 8個×2バンク(RGB・ベロシティ/プレッシャー対応) |
| エンコーダー(回すつまみ) | 8個+押せるブラウズノブ | 8個+押せるブラウズノブ |
| フェーダー | 4本 | 4本 |
| タッチストリップ | 2本(ピッチベンド/モジュレーション) | 2本(ピッチベンド/モジュレーション) |
| ディスプレイ | 小型ディスプレイ | 小型ディスプレイ |
| 端子 | USB-C(バスパワー)、MIDI出力(5ピン)、ペダル入力 | USB-C(バスパワー)、MIDI出力(5ピン)、ペダル入力 |
| 付属ソフト | Analog Lab Intro、Ableton Live Lite、Komplete 15 Select(3種から1つ)、Loopcloud 2か月、Melodics など | MiniLab 3と同じ構成 |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 356×219×54mm | 503×183×54mm |
| 重さ | 1kg | 1.17kg |
| 楽天の販売価格 | 14,960円(イケベ楽器楽天ショップ) | 25,960円(イケベ楽器楽天ショップ) |
ベロシティとは、鍵盤をたたく強さのことです。強く弾くと大きな音、弱く弾くと小さな音として音楽ソフトに伝わります。プレッシャーは、パッドを押し込む力の強さです。どちらのモデルも、この2つに対応しています。
置き場所・弾き方で選ぶ
机の幅が狭い・ノートパソコンの前に置くなら
MiniLab 3の横幅は356mmです。一般的なノートパソコン(13〜14インチ)の横幅に近い大きさです。MiniLab 37は503mmあるので、パソコンの前に置くと左右にはみ出しやすくなります。置く前に、机の空きを測っておくと安心です。
キーボードの手前など、奥行きが足りないなら
MiniLab 37は奥行きが183mmで、MiniLab 3の219mmより短くなっています。パソコン用のキーボードとモニターの間など、奥行きが限られた場所ではMiniLab 37のほうが収まることもあります。
持ち運ぶなら
重さはMiniLab 3が1kg、MiniLab 37が1.17kgです。差は小さいですが、長さが約50cmあると、リュックに入れにくくなります。カフェや学校に持っていくなら、MiniLab 3のほうが扱いやすいでしょう。
打ち込み中心か、弾くことが中心か
ドラムをパッドでたたく、ベースやメロディを1音ずつ入力する、といった使い方なら25鍵で足ります。コードを押さえながら歌の伴奏をしたい、ピアノの練習にも使いたい、という人は37鍵を選ぶと後悔しにくいです。
それぞれの特徴
Arturia MiniLab 3
25鍵のコンパクトなモデルです。8個のパッド(2バンクで16個分)、8個のつまみ、4本のフェーダーを備えています。アルペジエーター(押さえた和音を自動で分散して鳴らす機能)、コードモード、ホールドも内蔵しています。USB-Cでパソコンにつなぐだけで電源も取れます(バスパワー)。公式サイトではiPadにもつなげると書かれています。
Arturia MiniLab 37
MiniLab 3の操作部をそのまま残し、鍵盤を37鍵に増やしたモデルです。公式サイトによると、本体の外装には50%以上の再生プラスチックを使っています。保証期間は5年と案内されています。Ableton Live、Logic Pro、Cubase、FL Studio、Bitwigなど、主な音楽ソフト(DAW=パソコンで曲を作るソフト)向けの設定も用意されています。
まとめ
MiniLab 3とMiniLab 37は、操作部と付属ソフトがほぼ同じです。違いは鍵盤の数、本体の大きさ、価格です。机が狭い・持ち運びたい・打ち込み中心ならMiniLab 3。両手で弾きたい・コードを弾きたいならMiniLab 37、と考えると選びやすくなります。
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